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家庭教育学級「おうちでの性教育」

 今日は、第4回家庭教育学級が開催されました。助産師の櫻井裕子先生をお迎えし、「おうちでの性教育」をテーマにご講義をいただきました。
 これまでの性教育は「禁止、脅し、抑制」が主流でしたが、性を正しく知ることで人生をより良くする性教育の大切さについてお話しいただきました。櫻井先生は、「心地よいふれあい体験を子どものうちにたくさん経験させることで、自分自身を大切にし、安全センサーを身につけられるようになる」「日本の高校生の多くが性や身体に関して悩んでいるが、親と性に関する十分な話し合いをしたことがある生徒は少ない」「日本ではプライベートパーツについて『見ない、見せない、さわらない、さわらせない』と教えられるが、自分だけの大切なものについては本人に決める権利がある」など、非常に深く考えさせられる内容をお話しくださいました。
 また、包括的性教育を受けることで、「リスクの高い行為の減少」や「避妊具使用の増加」などの効果があること、そして「正しく理解することで性に対する権利を得ることができる」ことについても触れてくださいました。「幼少期からポルノに触れることで、性に対する考え方が歪む可能性がある」といった警鐘も鳴らされ、非常に有益な学びの時間となりました。
 参加された保護者の皆様は、子どもたちに性教育をどのように伝えるべきかについて悩んでいる方が多く、今日学んだ内容を参考にして、子どもたちに性について話してみようと思っている方もいらっしゃいました。保護者同士で行われたグループワークも盛り上がり、話題が尽きない様子でした。
 グループワーク後には、保護者の皆様から講師の先生への積極的な質問もありました。例えば、「幼稚園児や小学校低学年に、赤ちゃんがどうやってできるか教えることは、発達段階的に問題ないか」との質問には、「小学校入学前や小学校低学年では、何の抵抗もなく聞くことができる」との回答がありました。また、「中学生の子どもと性について話をしようとすると、話したくなさそうに離れていってしまうが、どうしたらよいか」との質問には、「中学生が親と性の話をしたくないのは発達段階的に自然なこと。性について正しく学ばせたいのであれば、10代向けの性教育の本を目に付くところに置いておくとよい」とアドバイスがありました。
 今日の講座は、参加された保護者の皆様にとっても、非常に貴重で有意義な学びの時間となったことと思います。櫻井裕子先生、貴重なお話をありがとうございました。また、家庭教育学級委員の皆様には、お忙しい中、充実した講座を開催していただき、心より感謝申し上げます。

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